「なにいっ!! ここをやめて、ハンバーガーショップを開くだとおっ!!」 | ナフ

「なにいっ!! ここをやめて、ハンバーガーショップを開くだとおっ!!」

発言者:海原雄山

出展:第9集『ハンバーガーの要素(前編)』







 美食倶楽部を辞め、ハンバーガーショップを開くと言い出した料理人に対して海原雄山が放った一言。「ハンバーガーショップ」の部分は任意に変更してください。

 手放したくない人材が「辞めたい」と言い出した際に有効です。ただ、この言葉は難易度が大変高いです。

 というのも、発する人間にそれ相応の迫力、威厳、言霊力などの、何らかの他人を威圧する要素を必要とするからです。もし、それが無いままに本台詞を使用したならば、あなたはただのネジ外れのオヤジ扱いを受けることでしょう。もしくは、単なる恫喝で終わってしまい、辞めたがっている人間に「一刻も早くここから立ち去らねば」と決意を新たにされてしまうに違いありません。日本は法治国家なので恫喝はいけません。

 何にせよ本台詞は結局のところ恫喝には違いないのですが、あなたに迫力、威厳があり、言葉に言霊が宿っていれば、「この人にならついていける」と相手は勝手に考えを改めることでしょう。

 かの大作『野望の王国』でも、「暴力や暴力を示唆することこそが、人間関係の根源であり本質だ」というようなことは繰り返し述べられています。相手に「この人に逆らったらただではすまない」と思わせ、相手に恐怖を抱かせることは、つまりは相手に自分の能力を思い知らせることなのです。あなたの人の上に立つための資質を試される台詞といえます。