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「邪悪そのものだわ」

(再掲)

発言者:栗田ゆう子

出展:第50集『黒いマスコミ王』



 社員を人間扱いしない、会社の乗っ取りを画策する、逆恨みを延々としてくる、料理対決でインチキを行う等、極悪非道な行いをする人間に対し使ってください。

「邪悪」という表現は、ゲームやマンガの中だけに出てくる度を越した巨悪や、ポルポトやアミンレベルの人間にしか適用されない言葉であり、要するに現実味がありません。それをあえて眼前の市井に生きる人間に使うことにより、相手に大きなダメージを与えることが期待できます。

 ここまで言われれば、いかに耐久力が高く、面の皮が厚く、風聞など意に介さない、本当に邪悪な人間だったとしても、さすがに少なからずヘコむはずです。

ただし、相手の開き直りを誘発する可能性もありますので、気をつけてください。「邪悪」と形容できる人間は、暴力・財力・権力など、何らかの強大な力を保有していることが多いです。開き直った相手がその何らかの力を駆使し猪突してくるケースを想定し、事前に罠を仕掛けておくことが賢い行動といえましょう。

「これに比べれば山岡さんの鮎はカスや…」

(再掲)

発言者:京極さん

出典:第8集『鮎のふるさと』


 AとBを比べ、評価を下す必要に迫られたときに使ってください。「鮎」の部分はケースに応じて任意のものに変え、応用してください。

 それなりに努力した結果の行動を「カス」と断ずるのは異常に失礼なことです。言われた相手も「まさかそこまで言われるとは」と、予想外の角度からの罵倒に衝撃を受け、立ち直れないほどの強いダメージを受けること必至でしょう。

 世界は建前に溢れていますが、時には直球も必要です。本当は憎いのだけれど、社会関係上、親しげに付き合っている相手がおり、彼が没落気味な状況にあるなど、「ここぞ」というときに使うと効果覿面です。下降線にある相手に精神的にとどめを刺すことの出来る、非常に攻撃的な一手と言えましょう。

ただし、多用はあなたの信用度を著しく落とすことになるので注意してください。

「邪悪そのものだわ」カテゴリについての説明

 美味しんぼの名セリフを実生活にフィードバックし、実りある、豊かな人生を送るための方法を考えるカテゴリです。

 ここでは、「セリフとその活用方法」「使用例」「実際に活用した際の体験談」を取り扱っていきます。

「邪悪そのものだわ」というタイトルは、栗田ゆう子の発言であり、あまりに筆者の琴線に触れたため拝借しました。

カテゴリーについて

<修正を行います。







「時代劇」カテゴリーを追加し、水戸黄門関連を「時代劇」に移しました。ほどよく浮いてて良い感じになったと思います。

 個人的には、水戸黄門が放つアシッドは充分、ジョージ秋山作品などが周囲に充満させているパラノイアと同等のものであるため、「逸脱」に入れたままで良いと思っています。
 しかしながら、当サイトで扱うつもりである「長七郎江戸日記」や「三匹が切る!」などの作品にはそこまでのオーヴァードライヴがあるとは考えていないので、苦渋の選択として、時代劇全般を語るカテゴリーを設置した次第です。上に挙げた作品は大好きなのですが…。一貫性を求めるためには仕方ありませんでした。

当サイトについて


<カテゴリーの説明を行います。







・逸脱
 突き抜けている作品などの紹介。判断基準は「天久聖一」「ジョージ秋山」「ジョン・カーペンター」「スタンリー・キューブリック」「荘子」の諸作品と生き様。


・因果
 日の当たる場所にある暗部を執拗に抉り取らんと試みた文章。


・雁屋
 雁屋哲作品の考察。雁屋作品は「逸脱」も「因果」も地上に類を見ないほど強く内包しているため、独立カテゴリーとしました。本サイトのほうでちょこちょこ書き溜めたものがあるので、それの再掲載も行っていきます。


・その他
 色々。


「陰謀論」はつまらないので中止となりました。

ヒムラー

 さながら「水戸黄門blog」とでも言うべき再スタートを切った当サイトであるが、扱うテーマは「逸脱」「陰謀論」「因果」「雁屋」を予定している。水戸関連は「逸脱」に属する。「どこが逸脱しているのか」は近い将来明らかになる予定として、今回は「長寿番組とインターネット」といった観点から水戸黄門ワールドに触れてみようと思う。


 最新のテレビ番組とインターネットは、もはや切っても切り離せないほど密接に連動している。番組アンケートや予告をウェブサイトで行うことは既に当たり前となっており、DASH村のように24時間ライブカメラを設置する例も少なくない。インターネットは、テレビ放映だけでは伝え切れなかった部分を視聴者に提供し番組への理解を深めてもらうためのツールとして、重大な役割を占めているのだ。

 つまり、インターネットでどのような活動を行っているかを見ることにより、(面白い面白くないは全く別として)スタッフや局の、その番組への力の入れ具合が読めるといえよう。自分が物凄く適当なことを言ってる気分になってきたが話を進めよう。

 さて、件の水戸黄門のサイトは一体どうなっているか。水戸黄門サイト「水戸黄門大学」、これが実に素晴らしいのである。放送1000回を超える長期シリーズだけあり、全てをアーカイブしているわけではないが、主要な回やシリーズはきちんと抑えてある。

 そして、水戸黄門大学の真価は、単なるデータベースに留まらず、データを研究し、さらなる水戸黄門世界の深淵に辿り着こうとしている、その豊富なコンテンツ群にある。「旅先名産案内」「歴代視聴率」といったオーソドックスなものから、「総移動距離集計」「歴代黄門様の笑いの周波数分析」といった、よく分からないがとにかく凄いデータ集まで、これだけで優雅なティータイムのお供として成り立つコンテンツが数多く用意されているのだ。

 また、「(印籠の中に入っている秘薬を飲んだところ)鉄砲で撃たれた弥七が次の週にはぴんぴんしている。(第1部30話) 」といった、ナチスドイツやドラム王国に匹敵すると言わしめた水戸藩の科学力・医療技術を誇示するエピソードも用意されているあたり、有難いではないか。さすが御親藩といえよう。余談になるが、個人的には弥七=アンデルセン神父説を採用したいところだ。

 まさに「インターネットの活用かくあるべし」と言ったところである。当サイトでは、しばらくは水戸黄門大学の研究を行っていこうと思う。

安堵

 無事、石坂浩二水戸黄門(再)は終了し、目出度く東野英治郎水戸黄門(再)が始まったわけだが、「やはりご老公は東野英治郎か西村晃でなくてはのう」とブラウン管の前で破顔し頷く毎日を送っている。

 あの粗い画質、あの人間味溢れる演技、大胆な脚本、全てが素晴らしい。弥七、お銀、飛び猿、八、助格とベストメンバーが揃っていた西村ご老公も素晴らしいが、東野英治郎あの完璧な、非の打ち所の無い「カッカッカ」と本邦に高らかと響き渡る笑い声の前では、東野ご老公に軍配を上げざるを得ないだろう。

 それにしても、弥七が八面六臂の活躍を見せ、ご老公の危機を間一髪で救い、助格が類まれな忠誠心でもってしっかりとご老公をサポートし、八が尋常では無い役に立たなさを発揮する、といった「まさしく水戸黄門」に触れた際のカタルシスといったら想像以上であった。飛び猿とお銀がいない東野水戸黄門でもこうなのだから、2人が加わったら、僕は一体どうなってしまうのだろうか。不安であると同時に、大変楽しみだ。

 僕も一端の社会人なので、不本意ながら働かなくてはならず、極めて残念なことに毎日水戸黄門を見るわけにはいかない。が、事情の許す限り、ご老公の世直し旅情を楽しみ、大日本史の編纂を応援し、水戸学の興隆と定着に協力していこうと思う。

激怒

(再掲)

 水戸黄門の石坂浩二シリーズ(再)を見ているのだけれど、本当に腹立たしい。


 何が阿修羅の形相を俺にさせたかというと、恒例の戦闘シーンだ。水戸黄門にあるまじき画質の良さや意味の分からない展開はこの際仕方ない。それも時代の流れというものであろう。

 しかし、やはり戦闘シーンだけは我慢がならなかった。ハチは戦場で右往左往しないし(そもそもハチは出てこない。なんてこと!)、飛猿はいないから敵をブン回さない。しかも良い家老の人を迎えに行っており、戦闘シーンに格さんが出てこない始末。どうなってんだ! 良い偉い人を迎えに行くのは弥七の役目だろ! コッソリ寝床に侵入して「水戸のご老公からです」と手紙を渡し、良い偉い人が「なんと・・・!」と驚き弥七の方を向くも既に煙のように消えていた……ってのが正しい偉い人のあるべき姿だろ! 呼びに行くまでもないんだよ。向こうが勝手に軍勢を率いてやってきてこそ良い偉い人なんだよ。しかも格さんは良い偉い人の家に「水戸のご老公の使いです」と白昼堂々、正門から入る始末。全くもって腹立たしい。

 そして何より俺を怒らせたのは、たまに出てくる「物陰からご老公を鉄砲で狙撃しようとする敵」のシーンだ。俺はあのシークエンスが本当に大好きで、テレビの前で「ここだ!ここで弥七の風車が狙撃手の甲に突き刺さるのだ!」と叫んだのだが、なんと弥七は出てこず、お銀がなんかクルクルってしながら天井から降りてきてそいつを倒して終わり。弥七もいないのか…と俺は絶望した。なんなんだよ。懐古主義と言われればそれまでだが、本当にガッカリした。早く「ネオ三匹が切る!」にしてくれよ。